コラム

親知らず抜歯後に喉が痛い?原因と対処法を解説

親知らず抜歯後に喉が痛い?原因と対処法を解説

埼玉・和光市駅前キュア歯科・矯正歯科です。
「親知らずを抜いた後、なぜか喉が痛い」そんな経験をしたことはありませんか?
抜歯とは関係なさそうに思える喉の痛み、実は親知らずが深く関係していることがあります。
親知らずの生え方や抜歯後の炎症が喉に波及する可能性があることは、歯科医療の現場でも知られています。
今回は親知らずと喉の痛みの関係やその原因、対処法について詳しく解説します。
この記事を読むことで、抜歯後の不安や痛みにどう対応すればよいかが明確になります。
結論として、親知らずの抜歯後に喉が痛むのは珍しくないことであり、適切なケアと判断が大切です。

 

『親知らずが喉に痛みを引き起こす原因』

親知らずが喉に痛みを引き起こす原因

親知らずが原因で喉が痛くなることは珍しくありません。
とくに親知らずの周囲に炎症が起こる「智歯周囲炎」は、喉の奥にまで影響を及ぼす可能性があります。
これは、親知らずの周囲に汚れや細菌が溜まり、それが粘膜やリンパ節に波及して炎症を起こすためです。
下顎の親知らずは特に喉や顎の構造に近いため、症状が出やすく、痛みの範囲も広がりやすくなります。
親知らずの一部が歯茎に埋もれている状態では汚れが蓄積しやすく、炎症のリスクがさらに高まります。
喉の違和感や飲み込み時の痛みがあるときは、まず親知らずの状態を確認することが大切です。

 

『親知らず抜歯後に起こる喉の痛みの仕組み』

親知らずを抜いたあとに喉が痛くなる主な原因は、周辺組織の炎症による「嚥下痛」です。
抜歯時には歯茎の切開や顎の骨を削る処置が必要になる場合が多く、その刺激が喉や周囲の筋肉に炎症を引き起こします。
特に下顎の親知らずは喉の構造に近いため、痛みが喉元や首筋にまで及ぶこともあります。
喉の痛みに加え、口の開閉がしづらくなる、顎に鈍痛が残るといった症状も併発することがあります。
多くの場合、2〜3日で症状は軽減しますが、体質や炎症の程度によっては1週間以上続くこともあります。

  • ・抜歯後2〜3日が腫れと痛みのピーク
  • ・嚥下時に喉の奥に鋭い痛みを感じる
  • ・口の開閉や顎の動きが制限されることがある
  • ・下顎の抜歯後に特に多く見られる症状
  • ・治癒までの間は安静と口腔ケアが重要

 

『喉の痛みを和らげるための自宅ケア』

喉の痛みを和らげるための自宅ケア

喉の痛みを和らげるには、口の中を清潔に保つことが基本です。
歯磨きができる場合は、柔らかい歯ブラシで優しく磨きましょう。
痛みが強い場合は、無理せず軽いうがいにとどめてもかまいません。
腫れている部分を冷やすのも効果的ですが、過度な冷却は逆効果になるため注意が必要です。
また、体の免疫力を高めるためにも、しっかりと睡眠と栄養を取ることが大切です。

  • ・柔らかい歯ブラシで優しく歯磨きをする
  • ・刺激の少ないうがい薬で軽いうがいを行う
  • ・濡れタオルや保冷剤で頬を冷やす
  • ・刺激物や熱い食べ物は避ける
  • ・十分な睡眠と栄養を意識して免疫力を保つ

 

『炎症が悪化するリスクと受診の目安』

親知らずが原因の喉の痛みを放置すると、炎症が広がり症状が悪化する可能性があります。
特に膿が溜まっている場合や高熱を伴う場合は注意が必要です。
炎症が咽頭部やリンパ節に広がると、飲食が困難になったり、口が開けづらくなったりします。
さらに進行すると、点滴による抗生剤投与や外科的な膿の排出が必要になるケースもあります。
以下のような症状が現れた場合は、速やかに歯科を受診してください。

  • ・喉の腫れが広がっている
  • ・高熱や寒気を伴う
  • ・口が開かず、会話や食事が困難
  • ・顎の下や首にかけて腫れが進行している
  • ・痛み止めが効かないほどの強い痛み

 

『親知らずの炎症を予防するための習慣』

喉の痛みを未然に防ぐには、親知らずのトラブルを予防することが重要です。
歯科で定期的にチェックを受けることはもちろん、日常の歯磨き習慣も見直す必要があります。
特に斜めに生えている、半分だけ露出しているといった親知らずは、歯ブラシが届きづらく、炎症の原因になりやすいです。
早めに抜歯を検討することで、喉の痛みだけでなく将来的なトラブルの予防にもつながります。

  • ・定期的に親知らずの位置や状態をチェック
  • ・奥歯の隙間を丁寧に磨く習慣をつける
  • ・疲れやストレスを溜め込まない生活を心がける
  • ・炎症が繰り返すようなら早めに抜歯を検討する
  • ・正しいセルフケアとプロケアの併用が重要

 

『まとめ』

親知らずが喉の痛みの原因になることは多く、その痛みは智歯周囲炎や抜歯後の炎症に由来するケースがほとんどです。
自宅での適切なケアや冷却、安静も大切ですが、症状が強い場合は早めに歯科医院での診察を受けましょう。
日常の口腔ケアや生活習慣を見直すことは、再発や悪化を防ぐためにも欠かせません。
親知らずの状態に応じて、適切な予防と治療を行うことが、健康な口と喉を保つ第一歩です。

 

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

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