親知らず抜歯後の痛みのピークは?1~3日目がつらい!術後ケアと注意点を解説!
目次
- 親知らず抜歯後の痛みのピークはいつ訪れる?
- 親知らず抜歯後に痛みが生じる原因
- 抜歯後の痛みを軽減する具体的な方法
- ドライソケットとは?通常の痛みとの違いを解説
- 痛みが1週間以上続く場合は?
- よくある質問
- まとめ
埼玉・和光市駅前キュア歯科・矯正歯科です。
親知らずの抜歯後の痛み、いつまで続くのか不安に思っていませんか?
手術直後のズキズキする感覚や腫れがどれくらいの期間続くのか、気になる方も多いはずです。
実は、痛みのピークは多くの場合、抜歯後1~3日目に訪れるとされています。
今回は、痛みの原因や対処法、注意点を専門的な視点でわかりやすく解説します。
この記事を読むと、術後の不安を減らし、適切なケアを知ることができます。
抜歯後のつらさを乗り越えましょう。
(参考リンク: 日本口腔外科学会))
『親知らず抜歯後の痛みのピークはいつ訪れる?』
● 抜歯後1~3日がピークの一般的な理由
親知らずの抜歯後、痛みが最も強くなるのは多くの場合、術後1~3日です。
この時期は、体が傷口を治そうとする自然な反応がピークに達するためです。
具体的には、血流が増えて炎症が起こり、傷を治すための白血球が集まることで痛みを感じます。
● 上顎と下顎で痛みに違いはあるのか?
親知らずの抜歯後の痛みは、歯が上顎にあるか下顎にあるかで違いが生じることがあります。
上顎は骨が柔らかいため、抜歯が比較的簡単で痛みが軽いことが多いです。
一方、下顎は骨が硬く、歯根が深く埋まっていることが多いため、抜歯時の負担が大きくなります。
『親知らず抜歯後に痛みが生じる原因』
● 術後の炎症反応がもたらす痛み
術後の痛みは、炎症反応によって引き起こされます。
これは、体が組織を修復しようとする過程で起こる自然な現象です。
炎症が起こることで血管が拡張し、白血球や免疫物質が集まりやすくなりますが、この過程で痛みを感じる化学物質も放出されます。
その結果、腫れや熱感とともに痛みが生じます。
● 術後の痛みを長引かせる可能性のあるケース
- ・抜歯が困難だった場合
親知らずが骨に埋まっている、または斜めに生えている場合、術後の組織損傷が大きくなるため痛みが続きやすいです。
- ・術後のケア不足
喫煙や強いうがいは傷口の回復を妨げ、痛みを悪化させることがあります。
- ・感染症
細菌感染により、炎症がひどくなり、痛みが強くなることがあります。
『抜歯後の痛みを軽減する具体的な方法』
● 処方された鎮痛剤の正しい使い方
術後の痛みを管理する最も効果的な方法は、医師が処方する鎮痛剤を正しく使用することです。
麻酔が切れる前に最初の鎮痛剤を服用することで、痛みを感じ始める前に対処できます。
鎮痛剤は指示通りに使用し、勝手に服用を減らしたり止めたりしないことが大切です。
● 冷却療法と温熱療法のタイミング
抜歯後24時間以内は冷却を中心に行い、25時間以降は温熱療法を取り入れると効果的です。
以下の方法を参考にしてください。
- ・冷却療法
氷や冷却パックをタオルで包み、10分間冷やして20分休むサイクルを繰り返す。
直接肌に当てないよう注意する。
- ・温熱療法
温かいタオルを用いて患部周辺を温め、血流を促進する。
過度に温めすぎないよう気をつける。
『ドライソケットとは?通常の痛みとの違いを解説』
● ドライソケットが痛みを引き起こす理由
ドライソケットは、抜歯後に形成されるべき血餅が失われることで、骨が露出した状態です。
この状態になると、骨が外部の刺激を直接受けるため、通常の術後痛よりも強い鋭い痛みが生じます。
● ドライソケットの予防策は、強いうがいや喫煙を避ける
ドライソケットを防ぐためには、以下のポイントに注意してください。
- ・抜歯後24時間以内は強いうがいをしない。
- ・喫煙や飲酒を控える。
- ・傷口を舌や指で触らない。
● 症状が疑わしい場合の対処法
痛みが3日目以降に悪化する場合は、ドライソケットが疑われます。
速やかに歯科医院を受診し、適切な治療を受けましょう。
『痛みが1週間以上続く場合は?』
● 医師に相談すべき症状
痛みが1週間以上続いたり、腫れが悪化している場合は、感染症やドライソケットなどの合併症が原因の可能性があります。
これらの症状が見られる場合は、早急に歯科医師に相談することが重要です。
● 長引く痛みが示す可能性のある合併症
痛みが改善しない場合、感染や骨の問題が隠れている可能性があります。
また、隣接する歯の炎症や神経の損傷が原因となる場合もあります。
● 早期対応が重要な理由
術後の異常を早期に発見し治療することで、長期的な痛みを防ぐことができます。
早めの対応は、治癒を促進し、生活への影響を最小限に抑えます。
『まとめ』
親知らずの抜歯後の痛みのピークは術後1~3日目に訪れることが多いですが、適切なケアを行うことで症状を軽減できます。
ドライソケットなどの合併症に注意しつつ、術後の生活習慣を見直すことで、早期回復を目指しましょう。
痛みが長引く場合や異常を感じた場合は、早めに歯科医師に相談してください。
『よくある質問』
ただし、重労働や運動は医師の許可を得て再開してください。
それでも痛みが続く場合は、ドライソケットや感染症の可能性があるため、速やかに歯科医院を受診してください。
・柔らかい食品(スープ、ヨーグルト、ゼリーなど)。
・冷たい食品(アイスクリームなど)。
・傷口に刺激を与えない味付けの食品。
自身の歯についてお悩みの方はお気軽にご相談ください。
少しでもお役に立てれば幸いです。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
河野 太一 | Taichi Kawano
明海大学歯学部を卒業後、埼玉県の開業医として勤務。その後、
三鷹駅前デンタルオフィスで勤務し、
荻窪駅前デンタルオフィスの院長に就任。
2020年、和光市駅前キュア歯科・矯正歯科の院長に就任。
【所属】
【略歴】
埼玉県・和光市駅前親知らずの抜歯なら
『 和光市駅前キュア歯科・矯正歯科 』
住所:埼玉県和光市本町1-13 鈴森駅前ビル1階
TEL:048-485-1605